今回はお化け屋敷のトータルプロデュースを手掛ける「怖がらせ隊」の社長今出彩賀さんについて調査します。
怖がらせるために白目の面積を大きくする整形手術を受けたっていうんですから驚きです。
今出彩賀って何者?
お化け屋敷のトータルプロデュースとは、お化け屋敷の運営だけではなく、
お客さんの予算や要望に応じたお化け屋敷を作ったり演出したりする仕事です。
今出彩賀さんは広島県出身の37歳(2024年現在)。
教職者のお父さんと薬剤師のお母さんに育てられました。
今出さんのルーツは幼い頃にあるようです。
小さい頃は人形ごっこなどにはほとんど興味がなかったそうです。
その代わりお父さんが読み聞かせてくれる怪談話が大好きだったみたいです。
休みの日になると、家族みんなで地元のディープな心霊スポットによく遊びに行っていたそうです。
この環境が今のホラー好きな今出さんを作っているのは間違いないですね。
高校は地元でも有名な進学校に通っていたそうです。
今出さんには『もっと本格的なお化け屋敷を自分で作りたい』という夢がありました。
お化け屋敷の専門学校はないため武蔵野美術大学に進学することになりました。
その頃には「ホラーゲームクリエーター」になりたいという新しい夢もありました。
家族の反対もありながら進学した美術大学でしたが、当然美術大学の中にホラー要素はなく3日で退学。
専門学校に通ったそうです。
そこで頭角を現した今出さん。
志望していた企業からオファーをもらうことができます。そこで
『零 月蝕の仮面』
『ロリポップチェーンソー』
『シャドウオブザダムド』
『VRホラー 囁き』
などの有名ホラーゲームに携わることができたそうです。
岩名謙太さんとの出会い
東京都杉並区に『オバケン』という有名なお化け屋敷があります。
そこで運命の出会いを果たします。
VR制作の参考になればと思いお化け屋敷を訪れたんだそう。
しかし、生身の人間が演じるお化けのあまりの怖さに打ちひしがれてしまったんだとか。
リアルに見えるデジタルツールの開発をしてい単ですが、
実体があるお化けの臨場感や迫力には勝てないと思ってしまったそうです。
そのお化けを演じていたのが当時大学生だったお化け屋敷プロデューサーの岩名謙太さん。
すぐに弟子入りしたそうです。
そこから『怖がらせ隊』としてのキャリアがスタートします。
「怖がらせ隊」としての活動
当時は大学生だった岩名さん。
その他2人の仲間計4人で活動していたそうです。
初めは中々仕事にも恵まれず苦労の日々だったそうです。
転機はバンダイナムコアミューズメントから仕事の依頼が来た時でした。
有名なアミューズメント会社からのオファーをきっかけに、少しづつメディアからの監修依頼なども増えてきました。
そして現在は依頼者の細かいニーズに対応できるようにしているそうです。
コンセプトごとに演者や小道具を使い分けて依頼者の希望に添えるオーダーメイドのお化け屋敷を展開しているんだそうです。
白目の面積を広げたい!
そんな今出さんのホラー愛はこんな所にも。以前のインタビューで
黒目の上にある白目の面積が大きいと、お化けのように見えるんですよ。
私はもともと白目の面積が少ないので、大きく見せるために整形しました。
整形外科医にも、
『美容のためではありません。お化けに近づきたいんです』
とお願いしました。きっと困ったでしょうね(笑)」
引用元:日刊SPA
お化け役が客と目を合わせるのは1秒もないんじゃないでしょうか。
その刹那のためだけに変身する。並大抵ではありません。
美しくなりたい人が訪れる美容整形外科。
お化けに見えるようになりたいって後にも先にも今出さんただ1人ではないでしょうか。
「怖がらせる」理由
今出さんは人が驚いているのを見たり自分が人を驚かせたりすることに喜びを感じているわけではないそうです。
「お化け屋敷にみんなで行き、わかっているのに驚いてしまう圧巻を味わってほしい。
きっとそこには隣に家族だったり恋人だったり友人だったりがいるはずで、その一瞬一瞬が思い出になっていくと思うんです。
友だち同士で入って、みんな怖いのに我慢する男子学生。
泣いちゃった子どもに『お父さんは強いから大丈夫だぞ』と話しかけるお父さん。
抱き合って出口から出てくるカップル――
ひとりひとりと話すわけではないけれど、その人たちの思い出のお手伝いをさせていただいているようで、この仕事が大好きです」
引用元:日刊SPA
お客さんの思い出作りに一役買っているんですね。
お化け屋敷をそんな目線で見たことがなかったので目から鱗でした。
まとめ
今回はお化け屋敷のトータルプロデュースを手掛ける「怖がらせ隊」の社長今出彩賀さんについて調査しました。
お化け屋敷の見方がちょっと変わりました。
怖がらせる中にもいろんな想いが詰まっているんですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。